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2009.08
バイク再生物語 Vol.06 

フレームにはかなりの曲がりがあり、その場で修整。車体関係のボルト類は一本残らず、さび取り研磨作業。その後、メッキ処理。
高速道路が1000円になったことがきっかけとなり、名古屋から軽トラに乗り運び込まれた「カワサキZ550GP」。輸入新規登録車輌で、何しろ交換部品がない。クランクケース破損のため、全身がオイルまみれという状態。「手ごわい相手が来たな!」というのがいつわらざる第一印象。戦いが始まった!

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  • 持ち込ま
    れた状態
  • 車体
    分解
  • フレーム
    点検測定
  • エンジン
    分解
  • エンジン関係
    ボルト類
  • エンジンブ
    ロック部品類
  • 車体関係
    ボルト類
  • 車体部品
    分解、塗装
  • エンジン
    組付
  • 車体組付
    完成

手ごわい相手!

クランクケース破損、全身オイルまみれという状態!

全体的にオイルまみれである。

クランクケースの破損状態を確認中

ダミーエンジンを搭載してフレームの曲がりを測定。

下で8mmのズレ有り。キャスターはOK。

ステアリングヘッドの曲がりが確認できる。上で16mm振れ有り。

レーザーポインター位置で曲がりがないことを確認し、修整完了

クランクケース右。ピックアップベースの破損が激しく修復不能と判断。在庫のクランクケースを使用することになった。

オーバーサイズピストン販売中止。ピストン。シリンダー・クリアランス測定。0.05~0.07。幸いSTDリングがあったので、ホーニングのみで組み付けとなる。

再メッキ加工前

再メッキ加工完成

ストレートエッジで測定。面研不要。

ヘッドカバーは純正品と同じく縮緬塗装に。

お客様のご要望でカバー類はパウダーコーティング仕上げに。

再メッキ加工前

再メッキ加工完成。お客様のご要望で車体色に合わせ再メッキするパーツを「ブラッククロメートメッキ」にしました。

再メッキ加工前

再メッキ加工完成

全ての部品パウダーペイント処理。ブレーキキャリパは耐油パウダーペイント

ステッププレートは目立つ部品なので入念に仕上げた。

インナーチューブは錆が深かったため再鍍金処理後組み付けとなる。WPインナースプリング油面10mm up。

サスリンク廻りのベアリングを交換グリスアップ後組み付け。

メインハーネス修復後組み付け。カプラー全て交換。サブハーネス・メインアースは製作する。前後ホイールはゴールドパウダーペイント。

メーターハーネス修復。ブレーキホースはステンメッシュブラックホース。

完成!

社外のマフラーのため各部セットアップが一筋縄ではいかなかった。

ハンドルバーがCBX400F用のため、作業は回数を極めたが無事完成!


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