分解された部品が箱詰めで添えられている。 外されたヘッドライト、メーター類も確認できる。
腰を据えて分解に取りかかる。
なかなか手強いので、二人体制に。
腐食して固まったビスなどは削り取ることも。
錆び付いたボルトが固く動かない。エンジンをそのまま下ろすことができない。まずは、エンジンヘッドから、徐々に分解していくしかない。
分解された部品はひとつひとつ状態を確認して、今後の行程を模索していく。
やっとマフラー
人力でだめなら機械の力を借りて・・・
とうとう、滅多に使うことのない大型レンチが登場!錆び付いた長いボルトを緩めるのは至難の業。
これらをひとつひとつ再生する。熟練の技と途方もない手間がかかることは必然。
錆やカーボンが過ごしてきた年月が見えてくる。右側のバルブ・ガイドがなぜか、高さが低くなってし まっている。
あたかも盛られたような、バルブに付いたてんこ盛りのカーボン
パワーの源・ピストンのヘッドに焼き付いたカーボン。
エンジンカバーの内側溜まりに溜まったゴミと汚れ。
オーナー(再生依頼者)の要望に応えて、全体を黒を基調にまとめ上げた漆黒のマシンへと仕上がった。
近いうちに疾駆する姿は、いわば〝黒い稲妻〟となるか!