欠品となり久しい四半世紀以上前の設計のZのカウンターシャフトを現代の技術で復刻、合わせてノーマル車両はもちろん18インチ、17インチカスタムまで対応いたします。
Z1、2系で最も多いマイナートラブル、フロントスプロケットナットの脱落。
規定トルクで締め上げネジロック剤の使用においてもロックワッシャーの構造上、走行中のスプロケットナットの不測の緩みは100%回避できないものでした。
当社はオーバーホール時は後期MK-2のカウンターシャフトを使用し対策してまいりましたが、新品のデリバリーが終了している現在、在庫している良品に頼らざるを得ないのが現状でした。
走行中のフロントスプロケットナットの緩みは事故に直結する深刻な問題です。そこで、当社は長年蓄積致しましたデータおよび優れた加工業者様との綿密なるセッションを重ねた上、あらゆる使用にも安心してお使い頂け、その後の発展性にまで視野に入れたアルティメット(究極)の対策カウンターシャフトをデリバリーいたします。
ナットの緩み止めにつきましてはZ1、2系純正のワッシャーの折り返し一か所に頼らず、ニンジャ、ZZR系と同構造のロックワッシャー、ロックナットの採用によりノーマルエンジンからハードなチューニングエンジンにまで確実に対応、安心をお届けします。
オフセットスプロケットにも対応。
18インチ6mmオフセットから17インチ25mmオフセットのスプロケットまで対応。
ノーマルの85mmチェーンラインはもちろん17インチ6.00Jの25mmチェーンラインまで対応いたします。
具体的にはノーマル85mmでは付属のスペーサーは全てスプロケットの外側に、18インチ4.5J6mmオフセットでは6mmのスペーサーを内側、1mmのスペーサーを外側にセットすることで対応、ノーマル同様フラットなスプロケットの使用を可能にしました。
また17インチでは17mmオフセットでは1mm、6mm両スペーサーを内側に装着する事で今まで17mmのオフセットスプロケットの使用が必要だったところを10mmオフセットスプロケットで対応可能に、23mmオフでしたらスプロケットは15mmオフに2mmスペーサー、25mmオフではスプロケットは17mmオフに1mmのスペーサーにてチェーンラインを出すことができるので、消耗品であるフロントスプロケットの大幅なランニングコストの削減に貢献します。
また、シャフト自体が長いので大きなオフセットのスプロケットを使用する必要がなく、オフセットスプロケットでは避けて通れない軸方向へのテンションによるスプロケットナットの緩みを回避でき、安全な走行を実現いたします。
最適なシャフト強度の設計によりスプロケット裏のカウンターシャフトベアリングへのダメージも大幅に軽減、カスタム車では問題となるエンジン寿命についても大変有利です。
何よりボルトオン、お気軽に重要部品を対策できます。
カワサキ独自の停止時にはニュートラルのみにしか入らない「ポジティブニュートラルファインダー」も完全に再現、ノーマル同等の作動を確保、レースからツーリングまで対応いたします。
耐久性については国内屈指のミッションメーカーにて製作、材料から熱処理まで最高の逸品です。また、当社にてテイスト・オブ・ツクバにエントリーしていますZレーサーにてテストおよびデータ収集に自信を持ってのデリバリーです。
最高の逸品、そして安全を是非アナタの愛機に。